
現在、山形県山辺町・作谷沢(さくやざわ)地域では、「未経験から花農家」を目指す地域おこし協力隊を募集中です。
吾亦紅(われもこう)をはじめとした“プロが選ぶ花の産地”で、農業の技術を学びながら、花と共に活きる、そんな暮らし方に挑戦してみませんか?
本記事では、作谷沢での実際の暮らしや働き方についてご紹介します。
花と共に活きる。五感がよろこぶ、作谷沢の暮らし

作谷沢の畑に立てば、風にそよぐ花の香り、木々が揺れる音、澄んだ湧き水のせせらぎが静かに響きます。作業の合間には、湧き水スポットで汲んだ冷たい水で一息つくことも。

都市部とは異なる、ゆったりとした時間が流れる山間地での生活。とはいえ、山形駅までは車で約30分ほどとアクセスも良好で、「自然の中で暮らしながら、都市にも近い」という絶妙なバランスが作谷沢の魅力です。
花農家の暮らしは、“自分スタイル”

作谷沢での暮らしは、農家といっても一律ではありません。ライフスタイルや価値観に合わせて働き方を選べるのが特徴です。

作業のスタイルは人それぞれ。朝5時から作業する人もいれば、朝9時から作業する人も。
自分のペースで働きながら、自然と向き合う時間が日常になります。
未経験から花農家へ:3年間のステップ例
この地域おこし協力隊では、未経験の方でも3年間かけて、花農家としての基盤を築くことができます。
[1年目]地域と出会い、花づくりを体験
- 複数農家のもとで実践研修
- 地域行事や日常に参加し関係性を築く
[2年目]自分の営農スタイルを模索
- 作付け・販売の方針を検討
- より実践的な作業を任され始める
[3年目]地域に根ざした生業づくりへ
- 就農準備(農地・住宅・設備の検討)
- 自走に向けた営農計画の策定

サポート体制について
作谷沢では、受入団体「山辺町高原花卉園芸組合」が、栽培技術や地域での営農に必要な知識を丁寧に指導してくれます。

さらに、伴走支援団体(ローカルインキュベート)が外部支援の立場からあなたをサポート。

- 月1〜2回の振り返りやコーチング
- 発信・企画のアドバイス
- 起業・事業承継・就農に向けたキャリア支援
- 地域キーパーソンとのネットワーク形成支援 など
未経験の方でも、地域に飛び込んでチャレンジできるよう、多方面からあなたの「一歩」を支えます。
任期終了後のキャリア例
任期後は、花卉生産者として独立就農することを目指します。作谷沢のブランド「さわやか作谷沢の花」「作谷沢の吾亦紅」を受け継ぎ、地域農業の未来を支える存在として活躍していただきます。
また、地域内にリタイアする農家がいれば、農地・施設・機械などの経営資源を継承する選択肢もあります。
さらに、冬季は除雪作業や市場・他産地での研修、前職を活かした兼業など、自分らしい働き方も選べます。ハウス設備の導入で冬季農業に取り組む人もいます。
あなたらしい“花と共に活きる暮らし”を実現するための道筋が、ここには用意されています。
まとめ
自然に寄り添い、花と共に活きる。
それは、自分のペースで働きながら、地域とつながり、暮らしを丁寧に紡いでいく生き方です。
作谷沢には、あなたの挑戦を応援する人たちがいて、学べる環境があり、未来へと続く道があります。
ここでの3年間が、あなたにとって“働く”と“暮らす”のバランスを見つめ直す、かけがえのない時間になるかもしれません。
「自分らしく働きたい」「自然の中で、本気で農業に取り組みたい」
そんな想いを少しでも抱いているなら、ぜひ一度、作谷沢を訪れてみてください。