山形のNEW

【山形新商品】山形の醤油メーカーと大学生がコラボ!「高級にんにく」を使用した発酵調味料を開発

山形県山形市に本社を置く株式会社マルセン醤油(代表取締役:伊藤孝)は、新商品「にんにく塩麹」と「にんにく麹醤油」のクラウドファンディングを10月3日からスタート
伝統製法を守り続ける老舗の挑戦として、現役大学生との共同開発により“麹×にんにく×醤油”という革新的な組み合わせを実現。新たな発酵調味料の可能性を提案します。

開発の背景

今回の新商品「にんにく塩麹」「にんにく麹醤油」は、当社5代目跡継ぎ・伊藤悠介が中心となり、現役大学生とのコラボレーションで誕生しました。
きっかけは、現役大学生が一人暮らしを始めた際、自炊が億劫で困っていたところ、母親が手作りして送ってくれた“にんにく塩麹”に助けられた体験でした。

「このにんにく塩麹を商品化し、もっと多くの人に届けたい」という大学生からの依頼を受け、マルセン醤油が持つ発酵・醤油の技術を組み合わせて共同開発がスタート。

麹のまろやかさ、にんにくの力強い風味、そして大名醤油の深い旨味が重なり合った、新しい発酵調味料がここに誕生しました。

商品の特徴

にんにく塩麹(発酵型)
当社のにんにく塩麹は、“にんにくごと発酵させる”独自製法を採用しています。他社の多くは、発酵後ににんにくをあとから混ぜ込む手法(ブレンド型)を採ることが多く、香りや風味がストレートに感じられる反面、刺激が強かったり香りの収まりにムラが出やすい傾向があります。対して発酵型では、麹菌がにんにく由来の成分を分解・調和させ、香りが穏やかでまろやかな旨みを引き出しつつも、にんにくらしいコクと風味を残すことができます。実際、発酵によってにんにくの臭いや刺激感が和らぎ、塩気もまろやかになるという報告があります。

にんにく麹醤油(だし醤油配合型)
にんにく塩麹を当社の「味の大名醤油(かつおだし醤油)」に配合し、発酵調味料と液体醤油の良さを融合。だし風味が前面に出る一般のにんにく調味醤油との差別化をはかり、和食にも洋食にもマッチするバランスを追求しました。

原材料へのこだわり

• にんにく:福島県産の有機にんにくを使用。化学農薬を抑えた安心素材。
• 米麹:山形県産「はえぬき」米を使った麹。地域の米を活かすことで風土性を表現。
• 無添加:香料・保存料は使用せず、麹菌と素材の力のみで旨味を引き出す万能調味料としました。
※にんにく麹醤油はだし醤油が掛け合わされているので無添加ではありません。

■クラウドファンディング概要
● 実施期間:2025年10月3日~11月22日
● プラットフォーム:Makuake ( https://www.makuake.com/project/marusengarlickoji/ )
● 特典:早期支援者限定の割引プランあり

今後の展望

当社マルセン醤油は「醤油で世界を驚かせる」をビジョンに掲げています。1300年以上の歴史を持ち、成熟し切った日本の醤油業界に新たなアップデートをもたらすことが私たちの挑戦です。

その挑戦の核にあるのは、食の持続可能性です。原料や製法へのこだわりを通じて地域資源を活かし、食の未来を次世代につなげる。そして、単なる調味料の製造販売にとどまらず、「食」と「地域」をつなぐプラットフォームとして、多様な人々や産地と共創しながら、世界中の食卓に笑顔を届けることを目指しています。

今回の新商品開発もその一歩です。大学生との産学連携プロジェクトを積極的に展開していく方針で、地域の農産物を活用し、社会背景を捉えた新しい価値を提案し続けることで、山形から世界に誇れる“食のアップデート”を発信していきます。

会社概要

会社名株式会社マルセン醤油
本社山形県山形市大字中里373
代表者伊藤孝
事業内容醤油、味噌等の調味料の製造・販売
本件に関する問い合わせ先■株式会社マルセン醤油 伊藤 悠介
 TEL:080-5840-5525
 MAIL:daimyo@mrsn.co.jp
■東北芸術工科大学 企画構想学科4年 山口 陽向
 TEL:070-2439-0812
 MAIL:hinatayamaguchi0812@gmail.com

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

山形Webメディア編集部

「山形Webメディア」は、山形の休日のおでかけのお悩みや暮らしのお悩みを解消し、昨日よりもちょっぴり山形のことが好きになるような情報をお届けするメディアです。

-山形のNEW
-